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「普通」にとらわわれて失敗する恋愛パターン

恋愛相談や、婚活相談にのっていて、よく耳にするのが

「普通は~ですよね!~はおかしくないですか??」

「もっと、普通の人と付き合いたい」

「普通だったら~するのに、なんでしてくれないんだろう?」

・・・こんな質問に、私はいつも、こう答えます。

「ん~?そうじゃない人も沢山いますよ~」

●彼らがいう「普通」って何だと思いますか?

カウンセリングしていくとわかるのは「自分と同じ感覚」であるものを「普通」といっています。じゃ、あなたは「普通の人間ですか?」という問いには「結構変わっているかもしれない」と答えます。

うん、それって「普通」じゃないよね(笑)

普通という押し付けを使いながら、自分を変わっている存在というのは

「普通」から逃げたい心理です。

でも、交際相手には「普通=自分と同じもの」を押し付けたい。

これじゃ、うまくいかないのは、当たり前です。

「普通」という言葉は、実に都合がいい。

普通=いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。

日本人は「普通」という言葉に弱いです。

国民性をあらわす「船上ジョーク」というものがあります。船から飛び込ませるには

ドイツ人には 「規則では海に飛び込むことになっています」 アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」 フランス人には 「海に飛び込まないで下さい」 日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」

・・といえば飛び降りてくれるという笑い話。

「みんながやっていること=普通=マジョリティ=正しい」とおもいがちなのが日本人です。

でも、本当にみんなが「普通」・・・だったら、恋愛はそんなに難しくない!!

世界は、多様化していて、いろんな人がいるんです。同じ人など、1人としていません。

交際相手とは「ある程度の共通の感覚」が必要です。

「あ!この人、私と同じ感覚!そうそうそう!」と思ったとき、安心感がでて惹かれることはある。

でも、全部が同じ感覚であることを期待すると、恋愛だけではなく人間関係は失敗します。

違った感覚を知り、受け入れ、お互いに歩み寄ることができないと関係は発展しません。

「普通」という言葉を使いがちなのは、日本人だからしょうがありません。

だからこそ、意識して「普通」からの脱却をしていったほうがいいのです。

失敗しがちな、実際にあった恋愛シーンをいくつか紹介します。

(出典:「私結婚できないんじゃなくてしないんです」)

①恋愛におけるシーン

A子ちゃん(28)はD君(22)と付き合いはじめました。D君に告白されてから、2週連続で週末デート。3週目は3連休です。A子は社会人、D君は就職活動中の学生です。

A子「3連休どっかいく?」

D君「忙しいから、別の日にしてもらっていいかな?」

A子「・・・・(絶句)」

A子の言い分:「付き合い始めですよ!付き合い始めとかラブラブじゃないですか!?普通、会わないなんて、ありえなくないですか!??私のこと、そんなに好きってことじゃないってことじゃないですか。もーなんか別れたい~~」

周りの人間は共感して「それって脈ないんだろ、別れたほうがいい」「そんな男はゴミだから別れちゃいなよ」「別れたいと思っているなら別れたらいい」

A子:「そうだよね・・・・脈ないよね。私のことそんなに好きじゃないよね。もう別れようかな。つらーい!」

でも、彼女はこうも言います。「私は今まで、男性と長く続けた経験がなかった。だから長く続けたい。でも、気持ちはこんなんだから別れたい。理性と感情が違っていて・・・どうしよう。」

まず、考えて欲しいのは「付き合い始めの3連休を大事にするのは、本当に普通かどうか?」世間は3連休だけど、彼は2連休らしい。急に実家に帰らなくてはならないかもしれない。前から入ってた用事があるかもしれない。就職活動中で悩んでいて、自分の考えを整理しなくちゃいけないので彼女と会うどころじゃないのかもしれない。

私「会えない理由は聞いたの?」

A子「・・・私、告白されたほうだし、プライドが邪魔して、そんなの聞けない」

このくだりで、恋愛弱者になってしまうポイントは、なんと4つもあります。

一つは今回のテーマである「普通」

2つ目は「脈があるかないか」(→記事:脈にとらわれるのは恋愛弱者coomingsoon)

3つ目は「告白されたプライド」(→記事:愛されているプライドで動けない女達coomingsoon)

4つ目は「本当に求めているもの」を冷静に見れていない(→記事:coomingsoon)

2つめ~4つめはおいといて、今回はテーマである「普通」について語りましょう。

A子さんは【付き合い始めだったら、好きだったら会いたくなるのは当たり前】=「普通」・・と考えています。その「自分が普通だと思っていること」によって相手を勘違いして見ているのですね。世の中の事象とは複雑多岐で、自分の想像できないことは、たくさんありませんか・・?(信じられない~!理解できない!というやつです!)

自分の経験で積み重ねてきた、自分の想像する「普通」というのは狭い世界なのです。そんな狭い世界で相手を判断したら、判断を見誤る。

好きで会いたいけど事情があって会えないのかもしれない。・・・「普通」にとらわれなければ、彼の事情はいくらでも想像できるのです。

「でもなぁ・・・この場合は彼氏も悪いよ・・・理由もいわないで、別の日にしてくれ・・って言い方が悪いし、理由はちゃんと説明すべきじゃないかな」・・・って思った、そこのあなた!!それも「普通」を押し付ける失敗パターンなのはお気づきですか?

もちろん、コミュニケーションにおいて「理由を説明しながら会話する」のは大事です。しかし、これがきちんと、毎回できている人間は、そんなに多くはありません。仕事ではきちんと理由を説明できるけど、相手が身内だったり安心できる存在の時はできない人。逆に、自分の大事にしている人には出来ているけど、そうじゃない人には出来てない人。出来るできないの理由も、それぞれあります。つまり、「理由を説明できること」は「~したほうがよい」けれども「普通」じゃないんですね。理由をいわないって怪しい・・理由はいうべきだ・・そんなことで、相手を間違って推し測ることで「相手をきちんと想像する」ことができなくなる。

相手の状態を正確に知りたいなら「普通」で察するよりも「相手とコミュニケーションとる」事が大事です。この場合は「何で会えないかをきちんと相手にきく」のをすればいいのです。

女子会や愚痴で「普通は~ですよね??」とかいっている人!そんなこといっていると相手と良い関係を築くのは難しいですよ。

さて?彼女は一生懸命プライドを我慢して「用事あるの?」と彼氏に聞くことが出来ました。

D君「試験があるから勉強しないといけないんだ。」大学生は単位を落とすと大変ですね。

好きじゃないわけではなかったのです。

この答えに彼女はまた激怒してしまうのですが・・・続きはまた今度!(coomingsoon!)

②婚活における失敗シーン

B君(35)は、絶賛婚活中です。大体の人とは初対面は良い感じなのですが・・・その後の付き合いでうまくいかなくなります。

B君は「普通の人と付き合いたい・・・内面と外面のバランスが取れている人はナカナカいないですよね~」と言っています。つまり、顔も良くて性格も良くて・・ってことなんですよね。

「完璧な人間なんて1人もいないので、そんな人はナカナカどころか存在しないですよ!」

「いや!理想の女は存在する!うちの嫁は顔もいいし性格もいい!」って思っている人、それはあなたの主観から完璧な女にみえるだけ・・であって、その人は完璧でもなんでもないのです。人は必ず長所と短所があります。その短所がどうでもよくなるぐらい相手をポジティブに見れれば、自分にとって相手は理想の女性に「見える」。恋愛関係ってそれでいいんです。

B君は、まだ、そういう相手に出会えてないだけなんですね。ですが、そういう人に出会うには・・・「普通からの脱却」が必要です。いいなぁ~って思った彼女ができます。顔も雰囲気も彼好み・・だけど、彼女が彼の中の常識に反することをした。その時に彼は、彼女を「普通じゃない」っていって否定しちゃいます。それは、自分の正しさを押し付けているだけなのです。だから、うまくいかなくなってしまう・・。

B君 「普通の人と付きあいたい・・・

私「彼女は普通じゃないの?」

B君「アニオタです」

私「今狙ってる人は普通じゃないの?」

「元アイドルです」

私「うん~?別にどっちも普通の人間だとおもうよ~~?」

B君にいわせると、どちらも「普通の人間じゃない」ので「僕と感覚があわない」とのこと。君が言う普通ってなんだい~?君は普通なのかい~?

女性と喧嘩したときも

 「普通は、人と話してれば言い方だって気をつけるじゃないですか?言い方がきついんですよね・・・」

彼の場合「普通」を押し付けることによって、自分を正当化しているんですね。私が見た感じB君自身は言い方がきついほうだと思います。言葉は自分に返ってきます。多分、相手の女性が言い方きついのは多分・・・彼のせいです。でも、彼はそんな自分を棚に上げて「普通」を使って彼女を否定します。本当に、都合のいい言葉なのです。

彼女が彼にとって何か都合の悪いことをしたとします。きつい言い方になった、メールの返事が返ってこない、話が弾まない。こうなった時、彼女を「普通」という言葉で否定するのではなく、なんで言い方がきついんだろう?メールが返ってこないんだろう?話が弾まないんだろう?と考える、それを自分のせいにすることもなく、相手のせいにすることもなく、事情を考えることで、人に優しくなれます。ポジティブになれます。恋ができます。

B君「俺が悪いの?」・・・違います。日本人はそうなりガチだから、しょうがないのです。だから、そこを意識して変えていくだけでいいのです。

世の中に「普通の人」など存在しない。完璧な人間はいない。人間はみんな凸凹なんです。みんな、何かしらの問題を抱えて、欝になったり悩んだりしている人が大半です。悩みのない人間とか存在しません。悩みがなさそうな人も、なさそうに見えるだけで悩みはあります。人は完璧じゃない、だからそこ、支えあう人が欲しい。だから結婚するんです。結婚している人は支えてくれる人がいるから安定感がある、守るべきものがあるからしっかりできるっていうのは、そういう相手がいるからなんです。

③夫婦関係における失敗シーン

山ほどあるので、言葉だけをいくつか羅列します。

奥さんA

「普通は、帰ってくるときは、きちんと電話するじゃん?こっちだって夕食の準備してるんだから」

・・・旦那さんは、そんな事情が想像できてないだけかもしれない。「きちんと電話して」と伝えてあげれば言いだけの話です。 旦那さんB

「普通はさ、帰りが遅かったら先に寝てればいいじゃん?なんで自分が帰るまで待ってるんだよ。だるいよ」

・・・お嫁さんは、大好きな貴方と喋りたくてまっているのかもしれない。彼女のこと心配するなら、先に寝てて欲しいっていうのをきちんと伝えてコミュニケーションの場は、他につくてあげればすむことではないでしょうか? 奥さんC

「今は育児だって母親任せにしないのが普通でしょ?普通自分の子供が可愛かったら、子供の送り迎えぐらいするじゃない?拒否するってどういうことなの?」

・・・・あなたの辛さを旦那さんはわからないのです。自分にとって、家事や育児が負担であること、手伝って欲しいことをきちんと相手に伝えましょう。拒否するってことは、伝わってないのです。 旦那さんD

「うちの嫁さん、俺が電気つけっぱなしにするの、すげー怒るんだ。普通そんなことじゃ、怒らないよな。できないのはしょうがないじゃないか?」

・・・貴方が何回もやっているから、怒りがこみあげて爆発しているだけかもしれません。出来ないものができるようにするには意識するのではなく、具体的に何をすれば意識できるようになるのか、奥さんときちんと話しあって試行錯誤していきましょう。

その事象が「普通かどうか」なんて、わりとどーでもいい話です。周りの人に「普通だよね?」とか聞いて、やっぱり普通なんだ!相手が悪いんだ!とかおもっても、問題は何も解決しないのですね。。。向き合うのは「大多数の意見」ではなく「奥さんや旦那さん」です。

まとめ

このように「普通」で相手を縛ってしまうことによって、相手の可能性を狭め、押し付け、相手を悪く思い・・コミュニケーションせず・・・上手くいかないケースは多いのです。

自分と違う感覚の人を「普通じゃない」と表現して自己の優位性を保とうとする。しかし、そうすることで現実の世界から目を背け、より良い判断ができなくなります。

普通という言葉を使っている時は、相手をネガディブにみているときです。人を信じられなくなる、マイナス思考になる。そうすると恋もできなくなる。

 「普通」で相手を推し測るのではなく「自分はこうして欲しい」ってきちんとコミュニケーションとることが大事です。

 「普通」で相手を否定するのではなく、相手のいい部分を見つけることが大事です。

恋愛において「普通」だよね!「当たり前」だよね!・・・と、何度も口にしている人!

恋愛弱者の危険信号がでてますので要注意ですよ~!

かくいう私も「普通」という言葉は、よく使います。

人を否定するためではなく「みんなおんなじだから安心していいよ」という意味で。普通という言葉は、本当に都合がいい。言葉は使いようですね。どんな意味合いで使っている「普通」なのか・・・考えてみると面白いですよ(*´▽`*)

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